レク・体操

春らしい音楽を使った体操おすすめ3選【介護施設向け】

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日に日に暖かさを増し、春らしい陽気を感じれる季節になってきました。
寒かった冬とは打って変わって、体を動かす気分にもなれます。

また、新年度も始まりワクワク・ウキウキしてきますよね。
介護施設でも新入職員が加わり、新たな体制でまた一年が始まるかと思います。
これまで行っていたレクリエーションも一新し、新たな内容を取り入れてみてはいかがでしょうか?

この記事では春らしい音楽を使った体操をいくつかご紹介していきます。
ぜひ明日からの業務に活用してみてください。

春らしい音楽を使った体操

春らしい音楽を使って体操を行うだけで、これまで行っていた体操とは少し異なった趣を感じられます。
ここからは体操に使える春らしい音楽をご紹介していきます。

春が来た

春が来たは4拍子なので、4つの動きを取り入れることで体操を行うことができます。
4つの動きを1動作ずつご紹介していきます。

1動作目:右足を外に開く
2動作目:左足を外に開く
3動作目:右足を内に閉じる
4動作目:左足を内に閉じる

この動きを「春が来た〜」で行っていき、繰り返していきましょう。
4動作目に手拍子も入れると、より難易度を高めることができます。

春の小川

春の小川も4拍子なので、それに4つの動きを加えることで一つの体操になります。
春が来たでは足の運動を取り入れたので、今度は手の運動を取り入れていきましょう。

歌を歌いながら、グー→チョキ→パー→手拍子(パンッ)とするだけです。
体の動きを少し変えるだけで、様々な部位の運動になります。

例えば、グー→チョキ→パー→手拍子(パンッ)を、
右足首を上げる→(右足首を下ろしながら)左足首を上げる→(左足首を下ろしながら)右の踵だけ上げる→(右の踵を下ろしながら)左の踵を上げる

という風に変えるだけで、足首の運動をすることができます。
歌詞を思い出しながら体を動かすため、頭を使うことになり脳の活性化も期待できます。

北国の春

北国の春もなじみ深い方が多いのではないでしょうか?
信州の情景を歌っている歌のため、信州地方が出身の利用者さんは懐かしみながら行うことができると思います。

歌詞と振りをご紹介していきますので、ぜひ活用してみてください。

歌詞:白樺〜青空〜南風〜
振り:深呼吸するように両手を大きく上にあげゆっくり下す

歌詞:こぶし咲く〜
振り:右肩を2回叩く

歌詞:あの丘北風の〜
振り:左肩を2回叩く

歌詞:北国の春〜
振り:右肩を2回叩く・左肩を2回叩く

歌詞:季節が都会では〜
振り:首を前に、首を後に(2回繰り返す)

歌詞:わからないだろうと〜
振り:首を前に、首を後に(2回繰り返す)

歌詞:届いたおふくろの 小さなつつみ
振り:首をぐるっと回す(2回繰り返す)

歌詞:あのふるさとへ帰ろかな〜帰ろかな〜
振り:胸の前でこぶしをグーにして、バンザイするように上にパー(4回繰り返す)

北国の春では上肢の体操を行うことができます。
アレンジを加えることで、下肢の体操も行うことができますので、ぜひアレンジしてみてください。

おすすめの体操

ここからは介護施設などでぜひ取り入れてみたい体操をご紹介していきます。
こちらも合わせて参考にしてみてください。

ズンドコ節体操

ご高齢の利用者さんにおすすめなのが「きよしのズンドコ節」に合わせて体操を行う方法です。
多くの介護施設ではズンドコ節を流したことがあるのではないでしょうか?
ズンドコ節はリズムを取りやすいテンポなので、膝の屈伸をしたり、体を捻る運動など、全身の体操を行うにはおすすめです。

サザエさん体操

サザエさんはかなり昔から放送されており、一度は観たことがある利用者さんが多いと思います。
そんなサザエさんの音楽に合わせて、深呼吸・足踏み・膝の屈伸などを行っていきます。
慣れ親しんだ音楽で、座りながらでも行うことができるため、マンネリ化してしまった体操のレパートリーとしておすすめの一つです。

365歩のマーチ体操

「365歩のマーチ」も耳にしたことがある利用者さんが多いのではないでしょうか。
座った状態でも立った状態でも行うことができる体操です。
テンポのいいリズムなので、足踏みや手の運動などを行いやすいため、こちらの体操もおすすめです。
また、歌詞をホワイトボードに書いておけば、歌詞を歌いながら体操をすることもできます。

ソーラン節体操

ソーラン節も昔からある歌で利用者さんの多くは知っている曲なのではないでしょうか?
体操の合間に手拍子を入れたりしやすく、楽しみながら体操を行うことができます。
立って体操ができる方は、少し難易度を高くしてソーラン節の踊りを簡単にしたものを体操として行ってもらうのもおすすめです。

タオルギャザー

病院などのリハビリテーションでも用いられることのあるタオルギャザー。
利用者さん二人でどちらが先にタオルを手繰り寄せられるかを競争しましょう。

椅子に腰掛けた状態で、床においたタオルの上に足を乗せます。この時靴下は脱いでおいた方が行いやすいです。
足の指をグー・パーしながら、タオルを手繰り寄せます。

加齢に伴い、足の指の機能は低下しやすくなります。また足の指の機能が低下することで転倒しやすくなることも報告されているため、足の指の筋力トレーニングとしてもおすすめです。
タオルギャザーは一人でも行えますが、二人で行うことで楽しみながら体操を行うことができます。

※タオルギャザーをたくさん行ったからといって、転倒しなくなるわけではないので注意してください。

パタカラ体操

パタカラ体操は口腔機能の体操になります。
体操のやり方は簡単です。

大袈裟に口を動かすように、
パ・タ・カ・ラ
というだけです。

慣れてきたらなるべく早く繰り返すなど、
口周りの筋肉をたくさん動かすようにしましょう。

パタカラ体操では口をたくさん動かすため、口腔機能の維持・向上効果が期待できます。
また、唾液の分泌が増える・誤嚥を防ぐなどといった効果も期待できますでの、ぜひ食事の前にはパタカラ体操を取り入れてみてください。

まとめ

この記事では春らしい音楽を使った体操やおすすめの取り入れたい体操をいくつかご紹介しました。
普段とは少し異なった体操を取り入れるだけで、マンネリ化を防ぐことができます。

もし天気がよかったら外で体操を行うのもおすすめです。
この季節は日中が暖かくなっているので、絶好の運動日和だと思います。

ぜひ今回の内容を参考に、明日からの業務に活用してみてください。
また、「レクシル」では様々な内容の体操や脳トレが用意されています。
介護施設などでのレクに悩んだときは、こちらも活用してみてください。
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