レク・体操

11月のレクリエーションにおすすめ6選【介護施設向け】

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涼しく過ごすことができた10月も終わりを迎え、いよいよ冬に向かっていくのが11月。

日に日に寒さも増していき、体を動かすのも億劫になってくる季節です。
しかし寒さに負けて運動をしないでいると、あっという間に筋力は落ちていきます。

運動を何もせずに過ごしていると1日で足の筋力は2〜3%ずつ低下していくことが報告されています。
筋力が落ちてしまうと、これまでできていたこともできなくなってしまいますので、寒いこの季節だからこそ、運動を多めに取り入れていきましょう。

この記事では11月のレクリエーションにおすすめの内容をいくつかご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

11月におすすめのレクリエーション

風船サッカー

11月11日はサッカーの日とされています。

これにちなんで風船サッカーがおすすめです。
実際にサッカーをやるのは大変なので、椅子に座った状態で風船を蹴って隣もしくは向かい側の人にパスをしていきます。

風船バレーの足バージョンです。
「手」以外はどこを使ってもOKなので、全身の筋力を鍛えることができます。

キックボーリング

サッカーの日にちなんで、手で行うボーリングを足で行ってみましょう。

1.5リットルのペットボトルに水を少し入れて重さを出したものをボウリングのピンとします。
あとはしっかり狙った玉を蹴るだけです。

ボウリングの玉に使うのはバランスボールなどの少し大きめなものがおすすめです。

膝の日体操

11月13日は薬剤会社が制定した「膝の日」です。

これにちなんで足の体操を取り入れてみましょう。

加齢に伴い筋力が低下することで、膝の痛みも出やすくなってきます。
痛みが出てしまう前に自分でできる予防を取り入れていきましょう。

口腔体操

11月8日は「いい歯の日」です。

いい歯にちなんで口腔体操を取り入れてみましょう。
加齢に伴って自分の歯が減ってしまう方や、口腔機能が低下してしまう方が多いです。

口腔機能が低下してしまうと、食事を摂る際に誤嚥してしまう可能性も高まります。
そうならないためにも「パタカラ体操」などの口腔体操を取り入れましょう。

パタカラ体操

パタカラ体操は大袈裟に口を動かすように、
パ・タ・カ・ラ
というだけです。

慣れてきたらなるべく早く繰り返すなど、口周りの筋肉をたくさん動かすようにしましょう。

パタカラ体操では口をたくさん動かすため、口腔機能の維持・向上効果が期待できます

また、唾液の分泌が増える・誤嚥を防ぐなどといった効果も期待できますでの、ぜひ食事の前にはパタカラ体操を取り入れてみてください。

塗り絵

11月16日は「いい色の日」とされています。

これにちなんで塗り絵を行うのもいいと思います。
塗り絵にはさまざまな効果が報告されているので、介護施設でのレクリエーションにはおすすめです。

塗り絵の効果

塗り絵の効果は以下の通りです。

  • 脳の活性化が期待できる

塗り絵を行う際には、一つの色で色の濃淡を表したり、ぼかしなどの技法を用いることで、前頭前野が活性化されるということが報告されました。

ただ単に色を塗るというよりも、どのように塗り絵を表現するか?といったことを介護職員が利用者さんと一緒に考えることで、塗り絵による脳の活性化効果に期待することができます。

  • 集中力up

塗り絵の柄の一つに曼荼羅(まんだら)があります。
曼荼羅はサンスクリット語で円(丸)・本質を得るという意味がありますが、塗り絵などのアートの世界では、全ての柄が左右対称に描かれている柄を曼荼羅と呼びます。

曼荼羅には、書き進めることで精神的な安定感がもたらされ、心を癒すという効果があると言われています。

  • ストレス発散効果

曼荼羅柄をはじめとした、大人の塗り絵では細い柄の塗り絵が多いです。
フランスではコロリアージュという女性に人気の大人の塗り絵があります。

このコロリアージュはフランスではアートセラピーとして定着しています。
コロリアージュなどの大人の塗り絵では、色つけをしていくことに集中するため、結果的にストレスが軽減している、と報告されています。

また、完成した作品を眺めることでのリラックス効果も期待できます。

11月にちなんだ雑学クイズ

ここからは11月にちなんだ雑学クイズをご紹介していきます。

1.七五三は11月何日に行われる行事でしょうか?

A.11月20日
B.11月5日
C.11月15日

2.11月23日は国民の祝日の1つとなっていますが、何の日でしょうか?

A.勤労感謝の日
B.文化の日
C.山の日

3.11月7日は、始めて冬の気配が感じられる日となっていますが、冬の始まりの日の事をなんというでしょうか?

A.小雪
B.冬至
C.立冬

4.11月を旧暦では何と呼ばれているでしょうか?

A.霜月
B.師走
C.弥生

5.明治9年11月9日生まれの福島県出身の日本の医師であり細菌学者で、黄熱病や梅毒などの研究で知られている人物は誰でしょうか?

A.野口英世
B.湯川秀樹
C.北里柴三郎

11月にちなんだ雑学クイズ解答編

1.C:11月15日
11月は作物の収穫を神様に感謝し、満月である15日に子供の成長と作物の収穫の感謝をお祈りするのが七五三の由来とされています。

2.A:勤労感謝の日
勤労感謝の日とは、普段働いている人達を労い感謝する日です。
もともと11月23日は収穫された作物を神様に備え天皇が食する新嘗祭が行われていました。

戦後になりGHQの指令により天皇が関わる祭日は祝日としない事となり、新嘗祭を改め代わりに勤労感謝の日が設けられるようになりました。

3.C:立冬
立冬は冬の始まりの日とされており、暦上ではこの日からが冬になります。

4.A:霜月
11月に霜が降り始めることがから霜月と呼ばれるようになりました。

5.A:野口英世
野口英世は21歳の頃に伝染病研究所に入り研究を続け23歳でアメリカに渡ります。

貧しい生活を送りながらもアメリカでも研究を続け梅毒菌の培養に成功しノーベル賞候補になりますが、黄熱病の研究中に自身が黄熱病に感染してしまい51歳という若さで亡くなりました。

まとめ

この記事では11月のレクリエーションにおすすめな内容をいくつかご紹介しました。

徐々に寒さも厳しくなってくるこの季節。
体調を崩しやすくもなりますので、しっかりと運動をして体を温め、風邪をひかない身体作りをしていきましょう。

この季節になると運動しても汗をかかなくなります。
しかし、そのままでいると脱水症状に陥ることもありますので、水分補給はこまめに行うように介護職員が声かけをしていきましょう。

喉が渇く前に水分補給をすることで、脱水症状を防げる可能性があります。

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