ジメジメ・どんよりとした梅雨も終わり、7月からは本格的な夏がやってきます。
季節の変わり目でもある7月は体調を崩す方もたくさんいますので、利用者さんの体調管理にも気をつけておきましょう。
体調管理に大切なのは、食事・睡眠・運動です。
この記事では7月のレクリエーションのおすすめな内容をいくつか紹介していきたいと思います。
レクリエーションでたくさん運動して、健康な身体作りをしていきましょう。
明日からの業務の参考になると思いますので、ぜひ最後までお読みください。
7月におすすめのレクリエーション
本格的な夏がやってくる7月ですが、暑さに慣れていく必要があります。
いきなり運動量を増やすのではなく、徐々に増やしていきましょう。
ここからは7月におすすめなレクリエーションをご紹介していきます。
七夕飾り作り
7月7日は七夕です。
七夕は日本だけではなく、東南アジア諸国でも節日とされています。
そんな七夕の飾りをレクリエーションで作ってみるのはいかがでしょうか。
織姫と彦星は七夕には欠かせません。
折り紙で簡単に作ることができますが、この時に使用する折り紙は和紙の折り紙がおすすめです。
織姫と彦星以外にも、星やあみ飾り、ぼんぼりなども折り紙で簡単に作ることができるので、ぜひ作ってみましょう。
ちなみにあみ飾りは、漁師が使う網をイメージした飾り物とされています。
魚がたくさん取れることから、あみ飾りは「幸せを掴みとる」という意味があるそうです。
折り紙などの手先を動かす作業は、脳の活性化にも効果的なのでおすすめです。
短冊
七夕の飾りに欠かせないのが、願い事を書いた短冊です。
利用者さんそれぞれに短冊を書いてもらい、施設に飾っていきましょう。
近くに笹の葉があれば、譲ってもらうこともできるので、用意できれば笹に吊るすことで季節感を楽しめます。
盆踊り
夏といえば夏祭りですが、夏祭りの行事の一つが盆踊り。
利用者さんの中には、昔よく踊っていた方も多いのではないでしょうか。
盆踊りは座ったままでも行うことができるので、利用者さん全員で参加することができます。
ラジオ体操
1925年7月12日に現在のNHKがラジオ放送を開始しました。
ラジオといったらラジオ体操ですね。
「ラジオの日」という話をしてから、ラジオ体操を皆さんで行ってみるのもいいですね。
また、ラジオ体操を立って行うイメージが強いですが、座ったままでも行うことができるので、安全に配慮することもできます。
流しそうめん
徐々に暑さが厳しくなる7月におすすめな食事レクが流しそうめんです。
用意できる施設は竹を用意して、お椀やお箸も竹で作ってみるのもおすすめです。
竹が用意できなくても、簡単に流しそうめんを行える器具も発売されているので、そちらもおすすめです。
かき氷作り
流しそうめんと並んで、7月におすすめな食事レクがかき氷です。
かき氷は氷を細かく砕いたものなので、嚥下機能が低下している方でも食べやすいおやつです。
お好きなシロップをかけたり、フルーツを盛りつけたりしましょう。
7月の暑さも吹き飛びます。
7月にちなんだ雑学クイズ
ここからは7月にちなんだ雑学クイズを紹介していきたいと思います。
簡単にできる雑学クイズですが、意外と盛り上がるので、ぜひ取り入れてみてください。
1.7月には「土用の丑の日」があります。この「土用の丑の日」ができたのは何時代でしょうか?
A.室町時代
B.平安時代
C.江戸時代
2.七夕の短冊は「白・赤・黒・青・黄」の5色です。この5色の由来にはある国の歴史が関係していますが、どこの国でしょう?
A.中国
B.韓国
C.ベトナム
3.七夕に竹や笹が使われるのはなぜでしょう?
A.神聖なものだから
B.竹や笹が身近にあるから
C.腐らないから
4.7月はジメジメした日や暑い日が多く、熱中症になりやすいです。人が1日に最低限必要な水分量はどのくらいでしょうか?
A.1000ml
B.1500ml
C.2000ml
5.夏至から数えて11日目から5日間を「半夏生(はんげしょう)」と言います。半夏生に入る前に終わらせるものとされていることは何でしょう?
A.草抜き
B.衣替え
C.田植え
6.関西では豊作を祈って半夏生に食べる食べ物があります。それは何でしょう?
A.たこ
B.イカ
C.貝
7.梅雨明けが近づき、暑さが本格的になるころを、24節気ではなんというでしょう?
A.大暑
B.小暑
C.中暑
8.小暑からあるものを出し始めますが、あるものとは何でしょう?
A.余寒見舞い
B.暑中見舞い
C.残暑見舞い
7月にちなんだ雑学クイズ解答編
1.C:江戸時代
江戸時代にうなぎ屋の店主が繁盛しないことを平賀源内に相談をしました。
平賀源内は「丑の日に”う”のつくものを食べれば夏バテしない」という風習から、うなぎ屋に「本日、土用丑の日」という張り紙を貼るようにアドバイスしたのがきっかけとされています。
2.A:中国
短冊の白・黒・赤・青・黄の5色は、中国の陰陽五行説に基づいた色で、
白=金・・決められたことを守る
黒=水・・学業の向上
赤=火・・家族やご先祖様への感謝
青=木・・思いやりに心
黄=土・・信頼・友人を大切にする
などそれぞれ意味があります。
短冊を書く際には、ご自分の願い事に近い色を選ぶのもいいですね。
3.A:神聖なものだから
日本では、竹や笹は生命力が強く、殺菌・魔除けになるとされてきました。
そのため、七夕をはじめ、多くの神事で竹や笹が用いられています。
4.B:1500ml
人の体内からは1日で約2500mlの水分が排泄されていきます。
このうちの1000mlは食事から、残りの1500mlは水を飲んで補う必要があります。
多くの方が1日に1500mlの水分摂取をできないため、熱中症になってしまいます。
喉が渇いてから水を飲むのではなく、口の中を潤す・喉を潤す、そんなつもりで水を飲めるといいですね。
5.C:田植え
昔は田植えの目安として半夏生が使われていました。
6.A:たこ
関西では作物がたこの足のように、大地にしっかりと根を張ることを願ってたこを食べています。
7.B:小暑
7月7日ごろを小暑と言います。大暑までの期間を指しています。
8.B:暑中見舞い
暑中見舞いの時期は、24節気でいう小暑から立秋(8月7日頃)前までと言われています。
出すのが遅れてしまった場合には、残暑見舞いに切り替えましょう。
まとめ
この記事では7月のレクリエーションのおすすめな内容をいくつか紹介しました。
暑さが本格的になるこの時期には、流しそうめんやかき氷などで暑さを吹き飛ばし、ラジオ体操などの体操で健康的な身体作りをしていきましょう。
今回紹介したレクリエーション以外にもレクシルではさまざまな内容のレクリエーションを紹介しています。
ぜひそちらも活用してみてください。
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