1年の始まりである1月。
これを読んでいる方も一年の抱負や夢を心に抱いているのではないでしょうか?
もちろん老健やデイサービスなどを利用している高齢者の方々にもぜひ、1月は新たな豊富や夢を心に抱いてほしいですね。
これまでできなかったこと・できてたけどやれなくなってしまったことなど様々なものがあると思います。
利用者さんにお話を聞いて、これからやりたいことや、やれなかったことをレクリエーションで取り入れてみるのもいいかもしれません。
この記事では1月のレクリエーションにおすすめな内容をいくつかご紹介していきますので、参考にしてみてください。
1月におすすめのレクリエーション
1月は行事・祝日が多い月です。
二十四節気では1月前半が小寒、後半が大寒と呼ばれるほど、1年のうちで寒さが厳しい月です。
前半には初日の出や初夢、書き初め、鏡開きなどさまざまな行事がありますので、それにちなんだ雑学クイズやレクリエーションを取り入れるのもいいかもしれません。
また、二十四節気とは太陽の動きをもとに作られた呼び名です。
太陽が移動する天球場の道を「黄道」と呼び、黄道を24等分したものが二十四節気となります。
有名なのは夏至や冬至、春分などです。
大寒は最も寒さが厳しく、このひを乗り越えれば春近しとされています。
ではここから1月におすすめのレクリエーションをご紹介していきます。
飾りつけ
新年を迎えるにあたり、お正月の飾りつけはしておきたいですよね。
「正月」という呼び名は新暦の1月を意味しているため、年越しをしてから、お正月の飾りつけをしても全く問題はありません。
なので、新年を迎えたら、色紙を使って門松やお餅などを作って、施設に飾ってみましょう。
それだけでも季節感を感じることができます。
書き初め
お正月のイベントといえば「書き初め」です。
書き初めには1年の抱負を新たにする意味合いや字の上達を願う意味合いが含まれています。
完成した作品は施設内に展示しておけば、ご家族がいらした際に見ていただくこともできます。
坊主めくり
坊主めくりは百人一首の絵札だけを使い、できるだけ多くの絵札を手に入れる遊びです。
絵札は殿・坊主・姫の三種類です。
殿:引いたらそのまま自分の札にする。
坊主:自分の札を没収され、共通の場に捨てる。
姫:共通の場の札を全て自分の札にする。
ルールはたったこれだけです。
坊主めくりが始まった序盤は札の量が少ないので、ドキドキ感は少ないですが、
ゲームが進むにつれて大量の札を手に入れる・捨てることになるので徐々に盛り上がっていきます。
坊主めくりは2人以上いれば手軽にできるますし、季節感を味わうこともできるので、おすすめです。
七草粥づくり
1月7日は「七草の節句」です。
七草粥は軟食なので、嚥下機能が低下している場合にも食べることができます。
七草粥の始まりは江戸時代にまで遡ります。
早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うと言われており、無病息災を願って食べていました。
昔は七草を刻む回数も決められていたそうです。
また、七草にはそれぞれの薬効があるとも言われています。
前日のレクリエーションで七草について学ぶレクリエーションを取り入れてみるのもいいと思います。
福笑い
福笑いもお正月ならではのレクリエーションです。
画用紙や段ボールに顔の輪郭を描いておくと、大きくてやりやすいです。
目隠しをして作っていくので、完成させた時には想像と違う顔ができていて盛り上がること間違いなしです。
また完成した福笑いを書き初めと一緒に飾ることで、雰囲気が和みます。
カルタ大会
カルタは百人一首に似ていますが異なる遊びです。
百人一首と同じようにお正月の定番です。
畳の上に座って行うことが多いですが、介護施設ではテーブルの上で行うといいでしょう。
床に座ってしまうと立つのが一苦労です。
カルタと百人一首の違い
カルタと百人一首の違いは、カルタはいろは順に並んでいるのに対して、百人一首はいろは順に並んでいません。
また、カルタはことわざなどの短い文章が書かれていますが、百人一首に書かれているのは和歌です。
似ているようで少し異なるので、遊ぶ際にも遊び方には注意をしておきましょう。
1月にちなんだ雑学クイズ
ここからは1月にちなんだ雑学クイズを紹介していきます。
雑学クイズは意外と盛り上がりますので、ぜひ行ってみてください。
1.お正月はいつからいつまで?
A.1月1日〜1月3日
B.1月1日〜1月7日
C.1月1日〜1月31日
2.門松を飾るのは何のため?
A.家の前を華やかにするため
B.年神様を家に招き入れる目印
C.裕福な家庭の象徴
3.しめ飾りを飾るのは何のため?
A.神聖な場所であることを示すため
B.正月用のおしゃれな飾り
C.邪気を締め出すため
4.鏡餅を供えるのは何のため?
A.食べ物に困らないように
B.昔はお正月に食べるご馳走だった
C.年神様の居場所
5.おせち料理はもともと何の料理だった?
A.季節の変わり目の節句に神様に供えていた
B.年末の大掃除の後に食べていたご馳走
C.新年を祝うため
1月にちなんだ雑学クイズ解答編
1.C:1月1日〜1月31日
お正月は1年の最初の月を指していて、1月31日までのことを言います。
2.B:年神様を家に招き入れる目印
お正月に飾る門松は、年神様が迷うことがないようにです。
松の木は昔から神が宿る木とされてきました。
その後も真っ直ぐに伸びる竹を縁起物として組み合わせて、門松ができたと言われています。
3.A:神聖な場所であることを示すため
門松で年神様が迷わないようにして、しめ飾りで神聖な場所であることを示します。
玄関に飾ることで邪気が家の中に入るのを防ぐ役割もあります。
4.C:年神様の居場所
鏡餅は年神様の依代(よりしろ)として飾ります。
5.A:季節の変わり目の節句に神様に供えていた料理
節句は年間を通じて何度かあります。
その中でもお正月が最も重要な節句として、おせち料理はお正月限定の料理とされるようになりました。
まとめ
この記事では1月のレクリエーションにおすすめな内容をいくつかご紹介しました。
介護施設に入所していると、なかなか季節感を味わうことができません。
そのため、季節にちなんだレクリエーションを行うことで、季節感を味わうことができるため、おすすめです。
今回ご紹介したレクリエーション以外にも「レクシル」ではさまざまなレクリエーションや体操などを紹介しています。
レクリエーションの内容に困った時の参考になるので、一度利用してみてください。
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