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入浴介助でおすすめの3つの服装とは?

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老健などの介護施設では入浴介助を行いますが、なかなか大変な業務の一つです。
水を使うため、自分自身が濡れてしまいますし、汗もたくさんかきます。
そのため濡れても大丈夫な服装や汗をかいてもすぐに乾くような速乾性の服装がおすすめです。

この記事では入浴介助でおすすめな服装や介護現場での服装についてご紹介をしていきたいと思います。

入浴介助でおすすめの3つの服装

介助を行う際には、入浴介助用の服装に着替えて業務を行います。
施設などによっては、入浴介助用のユニフォームや防水のエプロンなどが用意されていますが、自分自身で用意することが多いです。
筆者が現在働いている病院では、入浴介助用のユニフォームが用意されていますが、どこの病院・施設でも同じように用意されているわけではありません。

介助を行う際には以下のような服装がおすすめです。

  • 半袖のシャツ・短パン
  • 入浴用エプロン
  • 入浴用サンダル・長靴

半袖のシャツと短パン

筆者が勤務していた老健では半袖のシャツ・短パンで入浴介助を行っている職員がほとんどでした。
自前で用意しますが、基本的に柄や色の指定はありません。
もし気になるようであれば、「無地・淡めの色」を選ぶといいでしょう。

また、撥水性のあるシャツや短パンもおすすめです。
介助を行う利用者さんが1名であればいいですが、複数名行うため、終わる頃にはかなり濡れてしまいます。
しかし、撥水性のシャツや短パンであれば、水を弾いてくれるため、そこまで濡れずに介助を行うことができます。

速乾性のシャツもおすすめです。
特に夏場の入浴介助は汗で中から濡れていきます。
速乾性のシャツであれば、濡れてしまってもすぐに乾くため、衣服がまとわりつかず仕事をしやすくなります。

入浴用エプロン

入浴用エプロンもあると便利です。
撥水性のある半袖のシャツと短パンだけでもいいですが、エプロンがあることでより一層濡れにくくなります。

介助量が少ない利用者さんなどでは、半袖のシャツと短パンだけでも十分かもしれませんが、介助量が多くなると濡れてしまう機会が増えます。
そういった時にはエプロンも着用するのがおすすめです。

入浴用サンダル・長靴

介助を行う際によく履かれるのがクロックスタイプのサンダルかと思います。
クロックスタイプであれば、水が靴の中に溜まる心配もないですし、ゴム素材なので水場でも滑りにくく、業務が行いやすくなります。

また、靴の着脱も簡単にできるため、介助者の負担も少ないです。
それに対して、長靴は靴の着脱が大変ですが、足が濡れることは一切ありません。

入浴介助で用意するもの

介助を行う職員は上記のものを用意しておけば大丈夫ですが、入浴介助を行う前に利用者さんのものもいくつか準備をしておきます。

  • バスタオル
  • 着替え
  • ボディソープ
  • ボディタオル・スポンジ
  • シャワーチェア
  • 転倒防止マット
  • 爪切り
  • ドライヤー

上記のものは最低限準備しておく必要があります。
準備せずに入浴介助を行ってしまうと、その後取りに行かなくてはならなくなります。

複数名で行っている場合には、利用者さんから目を離さずにすみますが、一人しかいない状況で利用者さんから目を離すのはリスクが高いです。
必ず用意しておきましょう。

介護職の身だしなみと3つのポイント

ここまでは入浴介助時の服装にお伝えしましたが、スタッフの服装も注意が必要です。
介護職の身だしなみでは「安全」「動きやすい」「清潔感」というのがポイントになります。

安全な服装

ファスナーなどの金属がないシンプルな服装を心がけましょう。
金属が利用者さんの介助時に引っかかったりぶつかったりした時に、思わぬ事故につながる可能性があります。

また、ポロシャツなどの胸ポケットにペンなどを入れている場合にも注意が必要です。
介助する時に利用者さんの顔にペンが当たってしまう可能性があります。

ポロシャツはシンプルな服装でいいですが、介助を行う場合にはペンなどの金属は別のところに置いておきましょう。

動きやすい服装

介護職の主な仕事は利用者さんの介助になります。
そのため、身体の動きを邪魔しない動きやすい服装がおすすめです。

伸縮性のある生地やサイズが小さすぎる服装は、身体の動きを邪魔してしまうため、自分の身体に適したサイズを選ぶ必要があります。

清潔感のある服装

利用者さんなどの介助でお互いの距離が近くなることが頻繁にあります。
そう言ったときに、ボロボロの洋服や匂いのきつい洋服ではいい印象を持たれません。
また、利用者さんのご家族も見ていますので、汚れやシワのない清潔感が漂う服装を心がけましょう。

おすすめの服装

多くの施設ではユニフォームが用意されているかと思いますが、自分自身で用意する施設もあります。
そう言った場合には以下のような服装がおすすめです。

チノパン

チノパンを採用している施設は多く、動きやすいのが特徴です。
もし自分自身でユニフォームを用意する場合には、チノパンがおすすめです。

ジャージ

ジャージもチノパンと同じように多くの施設が採用していると思います。
チノパンに比べて、生地がストレッチ素材なので動きやすいのが特徴です。
チノパンがジャージを選んでおけば、問題はないと思います。

ポロシャツ

ポロシャツは伸縮性のある素材で作られているものも多く、速乾性もあります。
介助するときに動きを妨げないので、業務も行いやすいです。

Tシャツ

撥水性や吸水性、速乾性の素材などさまざまな種類があります。
用途に合わせていくつか種類を持っておくといいでしょう。

カーディガン

冬場はTシャツだけでは冷えてしまいます。
パーカーをきている方もいると思いますが、ファスナーが当たってしまったり、フードを引っ張られてしまう可能性もあるため、上着として着るのであればカーディガンがおすすめです。

筆者の働いている病院ではパーカーではなく、カーディガンが指定されています。
安全なのはやはりカーディガンではないかと思います。

番外編-ネームプレート-

服装とはやや異なりますが、ネームプレートを首からぶら下げている施設もあるかと思います。
紐にペンなどを引っ掛けておくことができますが、利用者さんに掴まれてしまったり、ペンが当たってしまう可能性があります。
筆者としては、ネームプレートを首から下げるのはあまりおすすめできず、クリップなどで胸ポケットに留めておけるものがいいかと思います。

まとめ

この記事では入浴介助でおすすめな服装や介護現場での服装についてご紹介をしました。
筆者が働いていた老健では、支給されたユニフォームがありましたが、それ以外にも自分でユニフォームを用意しているスタッフもいました。
介護施設などでは病院ほど服装に対して厳しい決まりがないような印象を受けます。

介護現場で一番大切なのは利用者さんを怪我させないことです。
怪我をさせずに動きやすい服装となると、今回ご紹介したものがほとんどになるかと思います。
ぜひ今回の記事を参考に、ユニフォーム選びをしてみてください。

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